FC2 Blog Ranking 前川弁護士blog 2010年06月
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 前川 直輝

Author: 前川 直輝
最終学歴 京都大学法学部
司法修習 54期
カリフォルニア州弁護士
Maekawa国際法律事務所・代表弁護士
https://maelaw.jp/

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ジャッジのミス
相も変わらず、サッカーワールドカップ南アフリカ大会です。
妻には、「90分も緑の画面見て、何がおもしろいのよ」と呆れられていますが、
世界レベルのプレイは、ダイジェストでなく、早送りでもよいから全部みたいと思うものです。

昨日はイングランドvsドイツの一戦でした。
イングランドは、プレミアリーグで活躍する、蒼々たるメンバーで、30歳手前の円熟味の増した選手たちが集っています。ベッカムがベンチに帯同しているなんて、豪華ですよね。
ドイツは、名前でいえばイングランドほど有名ではないのかもしれないけれど、25歳前後の若い選手が中心となっており、パス・ディフェンス・オフェンス・身体の強さなどに加え、チーム全体の勢いには素晴らしいものがあります。

結果はご存じのとおり、4-1でドイツの勝ち。
そして、2-1の時点でのイングランド・ランパードのシュートのゴール判定が、問題だと言われています。
上のゴールポストの内側にボールが当たり、下に跳ね返ったのですが、ゴールラインは明らかにまたいでいて、映像で見れば明らかなゴール。
でも、その後、ボールは回転がかかっていて外に出てきて、これをドイツゴールキーパーがキャッチして見方にパスをしてそのままプレイは続きました。

人間ですから、間違いは必ずどこかで起こります。審判だって同じです。
ただ、サッカーは結局点が入るかどうかが一番のポイントなのですから、ゴールラインをまたいだかどうかだけでも、難しい判断の場合は映像に頼ってよいのではないかと思います。

野球でいえば、アメリカ大リーグではホームラン判定でビデオを導入することになっており、そこでトラブルは発生しなくなりました。
テニスのウインブルドンを見ていたら、詳しいことは知らないですが、一試合中、ジャッジに疑問を持ったら回数限定で選手サイドから「チャレンジ」といって、コンピュータ・映像判定を申し入れ、チェックしてもらえるシステムがあるようです。
陸上競技など、人間の目で判断不能な競技は、ゴール付近でのビデオ判定は当たり前のように為されています。

私個人としては、何でもかんでも後からビデオを回して見て、判断するというのには、反対意見です。
特にサッカーの場合、試合全体のスピード感がなくなってしまうし、オフサイドやタックルの悪質さなどは、ビデオを見たところで、その評価は難しいことが多いからです。
しかし、ゴールしたかどうかの点については、本当にその試合を左右しますし、プレイをそこで止めても支障が少ないでしょうから、導入したらどうかという意見でいます。
その代わり、審判側としては、試合後にきちんとビデオ検証をして、ジャッジの正確性をチェックし、あまりに間違いがひどい、多い場合は、出場停止等も含めた処分を下すべきだと思います。

イングランドも、もしゴールが正当に認められていたら2-2に追いついていました。
心理的にも、戦術的にも、その後の展開は変わっていただろうと思いますので、本当に残念です。
一流のチームどうしであるからこそ、こういうジャッジミスで水を差して欲しくなかったなと思います。

裁判でも、裁判官が判断をします。
誤りであると思われることは、さほど多くはないけれども、確実にあります。
上訴して覆ることもありますし、特に激しい争いになっている事案ほど、裁判所次第で結論がころころ変わることがあります。
当事者にとってはたまったものではありませんが、それでも裁判官が間違うかもしれないということは、前提で対応しなければなりません。ただ、その誤りを正す方法が、少ないなぁという印象を持ちます。

ドイツチームは、もちろんこのジャッジに助けられた面はあったでしょうが、それでも、その一点のせいで、と言われないために、追加点を実に美しく取りました。
イングランドも、見苦しい抗議をせず、全員が気持ちを強くもってプレーを続けました。
試合の最後は、ディフェンスが弱くなってしまったこともあり、大味になってしまいましたが、それでも選手の能力のすばらしさは、画面から伝わってきました。
いよいよ明日は日本vsパラグアイ。選手は全力を尽くすのですから、審判も公正でフェアな判断をして欲しいものです。
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