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Author: 前川 直輝
最終学歴 京都大学法学部 司法修習 54期 カリフォルニア州弁護士 Maekawa国際法律事務所・代表弁護士 https://maelaw.jp/
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幸せに生きるための10の秘訣 |
更新頻度が落ちていますが、それにも関わらず多くのアクセスをいただいているようで、恐縮です。 私は元気でやっていますが、夏以降のバタバタで物理的に手が回らない感じでありました。 何とか10月中には1本、ということで更新しています。
ここ数日、ようやくスケジュールに余裕が出てきましたが、それまではほんとに寸暇を惜しんで業務に集中していました。それでも、不思議とストレスがたまらず、朝から夜まで快活に過ごせているように感じています。 なんでだろうなぁと思っていたら、面白い記事に接しました。共感する部分が多いので、ご紹介してみます。 ただし、長いので、お時間があるときにどうぞ。
Be Happier: 10 Things to Stop Doing Right Now Sometimes the route to happiness depends more on what you don't do. 「より幸せに〜いますぐ止めるべき10個のこと」 幸せへの道は、ときにあなたがしないことによって、より影響を受けるものだ。
よくTODO(やること)リストを作ろうといって、スマートフォンやパソコンで色々アプリを試したり、手帳を工夫してみたりされている方は多いと思います。私もそうなのですが、しかし、幸せはむしろ引き算ではないのかという話です。10個ありますが、原文は英語ですから、拙訳をつけながら、まずはその記事をご紹介しましょう。
1. Blaming.(他人のせいにすること)
人は間違いを犯すもの。スタッフが思ったとおりに動いてくれない、取引先が納期を守ってくれないなど。 こういうときに、我々自身の問題について他者を責めることはあるでしょう。 しかし、そこでふと我が身を振り返るべきではないかということです。自分の指示・指導が満足でなかった、取引のスケジュールがタイトに過ぎたというように、悪い結果につながった原因に自分が関わっているはずで、そこを反省しなければならない。 起こっていることを自分の責任に置き換えて、きちんと分析し、次により良い選択ができるよう学び改善すること。それによって人生は幸せになるのではないか。
2. Impressing.(目立ちたがること)
服、車など、立派なものを身に付けていると勘違いしがちですが、所詮それらはモノであって、私たち自身ではない。 そんな虚飾で身を固めることで得られる人間関係には限界がある。 見栄をはること、他人の目線や意見を気にしすぎることを止めて、ただ自分らしくあろうとすることで、本当の人間関係が構築できるということです。
3. Clinging.(物事に執着すること)
恐れや不安を抱えているとき、どうしても頭の中のことが気になってしまいがち。特にそれが自分にとって余り良くないことならなおさらです。 恐れや不安がないことが幸せではない。自分で考えておくべきことにきちんと向き合うことは、人を幸せにする。 結論がよくなかったとしても、そこに至る過程で自分で考え努力したことは、私たち自身をより肯定できることにつながります。将来の不安を恐れず、やる必要のあることに集中しようということですね。
4. Interrupting.(話を遮ること)
話に割って入ることそのものは失礼なことではありません。途中で遮ろうとするときに本当に思っているのは、「もうあなたの話は聞かないでも言いたいことは分かったよ」ということでしょう。そういうときに、実は本当に理解しているとは限らない。 他人に好かれたいのなら、彼らの話に耳を傾けること。そして、自分の理解が正しいのか、きちんと確認すること。 相手を真の意味で理解しようとすることこそが重要で、そうすることで良好な関係をきずけるということですね。
5. Whining.(愚痴をこぼすこと)
私たちの言葉は、思っている以上に物事を左右する力があります。愚痴を言うことで、より状況を悪化させることはあっても、好転させることはあまりない。 何かうまくいかないことがあるなら、ごちゃごちゃと不満を述べるのは止めること。そんなことなら状況を良くするために努力をするべき。永久に愚痴を続けるのでない限り、いつかはそうしなければならないはず。ならば、どうして時間を無駄にするの?ということです。 何がいけないかばかりを話すのではなく、どうしたらより良くできるかを話すことが大切で、それは自問自答しているときも同じ。 本当の友人というのは、友達を愚痴らせるのではなく、より良く生きる手助けをするものです。
6. Controlling.(他人を支配しようとすること)
どんな立場の人間であれ、コントロールしなければならない唯一のものは、私たち自身であるということ。 他人をコントロールしようとし始めた瞬間、私たちは自分自身、自分の目標や夢や意見が他の人たちのものよりも重要だという判断をしたことになります。 コントロールすることは、しばしば力、恐怖、権威、圧力をかける必要があり、そのいずれもが決して私たち自身を心地よくするものではありません。 自分と同じことをしようとする人を見つけること。そういう人たちは必死に働き、より楽しみを見つけ、より良い仕事や個人的な関係を築き上げてくれます。
7. Criticizing.(他人を批評すること)
もちろん、私たちの方が教養があり、経験もあるかもしれない。 でもだからといって、それが私たちを懸命に、より良い視野を与えているとは限らない。 それらの経験は私たちを私たちであらしめるものでしかない。ユニークで、唯一無二の存在にはしているけれど、所詮は私というひとりの人間でしかない。 そして、同じことは、部下を含めて、他人にも当てはまるのです。 みなそれぞれ違う人間。誰が優れている、劣っているという単純なものではないわけです。 欠点をあげつらうのは止めて、違いを尊重し、その人たち自身、そして自分自身をも、より良い方向から見るようにしましょう。
8. Preaching.(説教すること)
批評することには兄弟がいる。それは説教することである。そしてその父は、予断を持つということでもある。 より高みに達すれば達するほど、自分があたかも全てを知っているかのように思ってしまい、自分が知っていることを全部しゃべってしまいがちです。 根拠を持ってではなく、単に断定的に物を言うとき、人は聴いている風かもしれないが耳は傾けていない。それでは幸せな状況とはいえないわけです。
9. Dwelling.(くよくよすること)
過去は大切なもので、自分や他人の過ちから学ぶべきことも多い。 でも学んだ後は、思い切って捨てること。 言うは易しだって?それはどこにポイントをおくかによるでしょう。 何かよくないことが怒ったときは、知らなかったことを学べる良い機会だと思えばよい。 他人がミスをしたときは、親切と赦しそして理解しあうための良い機会だと思わなければならない。 過去というのは訓練の場であって、それで自分が既定されるとは限らない。 なにが悪かったのだろうかと考えるのはよいけれど、それは自分が次回どうやったら良くできるか、そして周りの人間がどうしたらうまく行くかを学べるか、といった観点でのみ考えるべきだということです。
10. Fearing.(恐れること)
私たちは皆、恐怖を抱いています。何が起こり、起こらないだろうか、何を変えられないか、何ができないか、他の人がどう思うか。 だから、行動に出ることを躊躇し、正しい機会を待とうとし、もう少し考えようとかもう少し調査し他の選択肢がないのかを考える必要がると決断することは、とても簡単なことです。
しかし、そうしているうちに、何日も、何週間も、何箇月も、場合によっては何年も経ってしまう。 私たちの夢もまた同じような具合。 怖いからといって、ためらわないでください。 計画していること、想像してきたこと、夢に描いていること、それがなんであれ、今日すぐに始めましょう。 もし事業を始めたければ、まず最初のステップに進んでみること。 キャリアを変えたければ、最初のステップを踏むこと。 新しい市場、製品、サービスに踏み込みたければ、最初のステップを踏むこと。
怖さを脇において、まずはじめよう。何かに手をつけよう。 そうでなければ、今日という日は二度と来ない。明日は来るかもしれないが、今日は永遠に失われてしまうのです。
(ここまで)
スティーブ・ジョブズも、今日やろうとすることが、人生最後の日だとしても、したいことかどうか、というように、毎日の大切さを痛切に感じて、懸命に生きていました。 弁護士として、特に不安や恐怖に覆われてしまっている人たちを相手にしていますと、くよくよしたってしようがない、過去はどうしようもない、これからどうできるかに集中しましょうと、しきりに語りかけている気がします。 また、自分自身がうまくいっていないときは、たいてい、他人のせいにしたり偉そうに説教しているときですし、新しい物事をはじめようとするときには、また今度考えようといって、一歩目を踏み出さないことも多かった。 良いスーツを着て、良い車に乗り、豪華なレストランに行こう、それが素晴らしいことであると勘違いしていたこともありました。
いまでも弱いところは常にありますが、時間が経てば経つほど、今日という一日の大切さ、周りの人たちがいることのかけがえのなさと感じるようになってきました。 明日生きている保証もないし、今朝横にいた家族が夜にも会えるかどうかもわからない。 そう思えば、いまこの瞬間の機会というものはとても大切に感じなければいけないし、目の前の人たちに愛情や感謝を伝えても伝えすぎということはないでしょう。 そういうことを意識的に考えるようになったことで、ずいぶん気持ちが晴れやかになりましたし、多少トラブルがあっても、仕事が忙しくても、強がりではなくて本当に楽しいし幸せだなぁって思えるようになりました。
原文の最後の一文は、誰に対しても言えることですし、素晴らしい文章ですから、これをご紹介して結びにかえるとしましょう。
Today is the most precious asset you own --and is the one thing you should truly fear wasting.
今日という日は、私たちにとって一番貴重な財産です。 その「今日」を失ってしまうことこそ、一番恐怖に思わなければならないはずです。
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