FC2 Blog Ranking 前川弁護士blog 2013年09月
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 前川 直輝

Author: 前川 直輝
最終学歴 京都大学法学部
司法修習 54期
カリフォルニア州弁護士
Maekawa国際法律事務所・代表弁護士
https://maelaw.jp/

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お先にどうぞ・After you !
怒涛の裁判員裁判の公判期日も終了し、来週の判決を待つのみとなりました。
沢山学んだこと、感じたことはありますが、係属中の案件ですので、その点は後日に。

自分の脳みそも少々カチコチになった感もあるので、たまには柔らかい話題を。
私自身の心身の健康のバロメーターは、他の人に先を譲れるかどうかです。
今朝も、某所のエレベータで、幼稚園くらいのお子さんを連れたお母さんが乗ってこられて、◯◯ちゃん遅れてるから急ぎましょうね、なんて話をしながら焦っておられるのに出くわしました。
目的の階は一緒だったので、開くボタンを押して「どうぞ」とお声をかけたら、お子さんは徒競走のように飛び出し、お母さんはありがとうございますと頭を下げられながら、お子さんを追って行きました。

移動の電車では、途中の駅でお年寄りが乗ってこられました。体力的にも元気でしたし、読み物があるだけだったので、どうぞと声をかけて席を譲りました。何だか申し訳なさそうにされながら、小さな身体を折るようにしてお礼を言ってくださいました。

私は聖人ではないので、イライラすることもありますし、急いでいて我先にという行動を取ることもしばしばです。ただ、いつのころからか、そういう利己的な態度は、後々思い出して、自分自身も悲しくなるなぁと気がついて、出来る範囲で自分がそうすべきだと思ったことを口に出し、行動に表そうと、自分なりに努力するようになりました。

印象深いのは、アメリカでの経験です。女性が扉を出たり入ったりしようとすれば、必ず男性は手前で止まってドアを開けて道を譲ります。エスカレーターやエレベーターでもそうです。
司法試験の受験当日ですら、男性陣は皆一様に女性に道を譲っていました。
また、私は当地では外国人ですが、大きな身体のアメリカ人は私を先に行かしてくれたり、車も止まって先に渡りなさいよとジェスチャーで示してくれたこともありました。
良い部分ばかりではもちろんないですが、毎回の滞在がとても快適である理由の一つに違いありません。

レディーファーストは文化であり、それがどういう動機・きっかけで出てきたのかという話もあるでしょうし、性差の問題として興味深い領域ではあります。
ただ、つべこべ言わないで、気持ちいいなと思うことは、見習えば良いと思うのです。

他人を先に行かせる、という行動がとれるということは、他人の状況を見ていて、自分の何がしかの動機を制御して、気を配ることができるという状態にあるということです。
心の余裕があるから、できること。
せわしなく働いていたり、家で職場で嫌なことがあれば、どうしても外でもカリカリしがち。
優先座席に大股広げて座ってしまう若者たち、目の前に老人が立ってしんどそうなのに寝たふりをして譲らないサラリーマンは、心に余裕がないということなのだと思います。
そうやって周りの状況に心を配れるということが、今流行の?おもてなしの心であり、我が国(そして世界の)美徳なのだと思います。

性別や肌の色、国籍、職業、全部関係なく、お互い人間どうし、立場を思いやって生活できれば、ほとんどの争い事はなくなるだろうと思います。
一時的に視野が狭くなって衝突しても、後で相手のことを思い遣って、ちゃんと謝ることでリカバリーができると思います。
それは個人どうしだけでなく、国どうしの問題にも応用ができることだと思います。

そういうわけで、今日の私の心は健康なんだなと思います。
偽善だなんだと言いたい人には言わせておけばよいです。良いことを一人がすれば、それは必ず次につながって、連鎖していきます。何も大層な偉業を成し遂げようとしなくても、小さな善行を続けることで、身の回りが平和になっていくものだと思います。

平和な人たちが増えれば、弁護士の仕事は減ってしまいますね。
まあ、それで食いっぱぐれるのなら、善いことだと思いますし、あるべき姿だと思います。
私たちの仕事も、依頼者、関係者が、対立している相手のこと、立場にも思いを馳せられるような視野の広さを提供できれば、とても価値があることだと感じます。
そのためにも、まずは隗より始めよ、ですね。
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