FC2 Blog Ranking 前川弁護士blog 2014年01月
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 前川 直輝

Author: 前川 直輝
最終学歴 京都大学法学部
司法修習 54期
カリフォルニア州弁護士
Maekawa国際法律事務所・代表弁護士
https://maelaw.jp/

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法律事務所の職場環境づくり?
あっという間に1月も終わろうとしています。
昨年の今頃には新人であった勤務弁護士も、2年目に入り、益々頑張ってくれています。
当事務所は弁護士3名、事務職員2名の小さな事務所です。
規模が小さくても、質の高いサービスを、相互に連携しながらできるだけ多くの顧客に提供できるようにと腐心しているつもりです。
そんな事務所だからこそ、職場の人間関係や雰囲気作りには、お互いに気を配るようにしています。

法律事務所の雰囲気というのは、実に様々です。
東京や大阪の大規模事務所は、セクションや部署に分かれて、ほとんど普通の私企業のような職場環境だったり、お互いに顔を知らない、名前が分からない人というのもいると聞きます。
その代わり、財政基盤もしっかりしていて、国内外に皆で旅行に行くなど、福利厚生などが充実している事務所もあるとききます。
大多数を占めるであろう中小規模の法律事務所、特に弁護士1,2名程度の事務所は、事務職員がいなければ仕事が回らないということで、待遇には気を配っている弁護士が多いように思います。

さて、本日、勤務弁護士の入所以来、はじめて彼女を泣かしました。

仕事の関係で、真面目なテーマで話し込んで、私が熱弁?をふるっていたら、ふとしたタイミングで彼女のツボに入って、涙を流すほどに笑われました。
それが何かは、種々差し障りがあるので言いませんが、我ながら、かなりすっとぼけた喩え話だったとは思います。

さんざん笑われたあげく、目頭をハンカチでおさえながら、「はじめて事務所で泣きました」と言われたら、何だかどうでもよくなってしまいました。
最近の私は、自分でも喩え話が多く、その喩え方が奇妙奇天烈らしく、真剣に指導しているときでも半笑いになられたりすることがあります。
私自身、決して愉快な人間ではないはずですが、関西人として、笑いにこだわる性質は、なかなか拭い去れないものなのだと実感します。

当事務所は、極力残業はするなということで、実際にも定時で帰ることを奨励しています。
各弁護士もバタバタしておりますし、公私の別はわりとはっきりするように心がけているので、お互いに飲みに行こうよ、と誘い合わせることも、あるにはありますが、そんなに多くはありません。
暑気払いや忘年会といったもの以外、会食や旅行といった決まった行事がない小さな職場では、業務中のコミュニケーションはとても大切です。口で説明する以上に、お互いの表情やちょっとした仕草から、調子や機嫌をうかがうことが多いのだろうなと感じます。
幸い、まだパートナーも30代で、スタッフともさほど歳が離れていない(つもりな)ので、有給明けで旅行の話をしたり、多少の雑談はします。
全員関西人ですから、ベタなジョークも好きですし、適度のウィットは人間関係の潤滑油として欠かせません。
無闇矢鱈に私語をするほど暇でもないわけですが、そうやってお互いに敬意を払って日頃付き合っていれば、いざ急な仕事が入った、体調不良だといったときに、お互いにフォローできるのではないかと思います。

今日は、本当は教育的指導をしていたはずなのですが、まあそこも含めて笑いに転化したということで、よしとしましょうか。
そんなこんなで、本日も幸せな一日を過ごせたことに感謝します。