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 前川 直輝

Author: 前川 直輝
最終学歴 京都大学法学部
司法修習 54期
カリフォルニア州弁護士
Maekawa国際法律事務所・代表弁護士
https://maelaw.jp/

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ドラフト会議

本日はプロ野球のドラフト会議でしたね。
話題の左腕、菊池君は西部ライオンズが交渉権を獲得しました。
このご時世、あれだけ進路を選べる立場にあるというのは幸せなことでしょうし、それ故に他の人が味わうことのできない悩みや苦労を経験したことでしょう。
日本球界と決めた以上どこでも行きますという当たり、我が儘な人が多い昨今、爽やかでいいじゃないですか。

毎年ドラフトのときになると、野球ファンとしての興味と同時に、自分の進路選択のことを思い出します。
司法修習生は、裁判官・検察官・弁護士のいずれにもなる資格があります。
司法試験に合格したときは弁護士になろうと思ったのですが、素晴らしい検察教官(研修の先生のこと)に出会って、俄に検察官になろうと腹をくくりかけていました。9割がた、決めていました。
ただ、転勤がネックになったのと、検察の実務修習で被疑者取調べを体験する中で、自分には権力に寄りかかってしまう甘さがあるのではないかと危惧を感じて、市井の立場を選ぼうと思いました。すごく悩みました。
その後も素晴らしい裁判官に出会って、気持ちがゆらぐことさえありました。

弁護士になろうといっても、基本的にはどこかの法律事務所に就職するため、いわゆる就職活動をするわけです。現在は本当に修習生は厳しい環境のようですが、我々のときも人数が増え始めた時期で、厳しい情勢だということを言われていました。特に私は途中まで検察官になろうと思っていたので、始動が遅く、余計に焦りがありました。
どこの弁護士会に行くのか、また大阪でと決めてからも、どういう事務所に、どんな風に面接してもらいに行くのか、随分悩みました。
結局自分の中でいったい何がしたいか、ということにシンプルに立ち返り、また恩師に相談するなどして、希望する法律事務所を絞り、その中で一番望んでいた事務所に幸運にも採用してもらえることができました。
「できたらうちに来てもらいたいんだけれど」というボスからの電話を受けた時間や場所、声のトーンは、未だに覚えていますし、そのときの感激は忘れられません。

納得いくまで悩んだからこそ、就職してからの仕事でもギャップは感じなかったですし、一所懸命に自分なりに熱中することができたと思います。
現在は独立しましたが、お世話になった人たち、指導して下さった人たちの期待に応えられるような弁護士になりたいと思っています。

修習生の数が増え、既存の弁護士事務所の大半は新規弁護士の必要性を持っていないので、とんでもなく買い手市場だと聞いています。私のような零細事務所にまで、採用しないかという弁護士会からのファックスが来ます。
全員が希望する進路につけないとは思いますが、岐路に立たされたときに自分自身を見つめ直す作業は、結論がどうあれ、必ず将来の糧になります。また、人それぞれ、必ず社会の中で務める役割というのがあるはずです。自分の目と耳、信念に従って、雑音に惑わされず、是非頑張って欲しいです。

仕事を始めてから、己を知ることがいかに難しいかを日々痛感しています。
そんなとき、初心を思い出させてくれる機会は、それがテレビで見るドラフト会議であろうが、講師として接する修習生であろうが、大切にしたいと思います。
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