FC2 Blog Ranking 前川弁護士blog カリフォルニア州司法試験・February 2020・合格発表とJuly 2020試験の延期
FC2ブログ
前川弁護士blog
弁護士の日常を書いております
フリーエリア

Facebookのアカウントです。ファンページもあります。

プロフィール

 前川 直輝

Author: 前川 直輝
最終学歴 京都大学法学部
司法修習 54期
カリフォルニア州弁護士
Maekawa国際法律事務所・代表弁護士
https://maelaw.jp/

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

カリフォルニア州司法試験・February 2020・合格発表とJuly 2020試験の延期
2020年2月のカリフォルニア州司法試験の結果発表が先日ありました。
弁護士会からの公式発表に詳しくレポートがされています。

State Bar of California Releases Results of February 2020 Bar Exam

2020年2月は、4205人受験、1128人合格 26.8%の合格率。情報によれば、史上最低の合格率だそうです。
現地のLLMを出ていないその他大勢のカテゴリでは、初回受験者41%、リピーター20%の合格率です。
現地の新卒者の多くは7月を受験しますので、2月は再受験者が多い傾向があります。今回は、リピーターが全体の71.6%を占めています。
相対的に良質の受験者が多いとされる、CaliforniaのABA accreditedロースクール出身者で、初回受験者でも合格率42%とされているので、受験者の質がどうこうというより、難易度が高かったのだろうと思います。

MBEについても、難化の傾向が見られます。
Californiaの全体平均のScaled scoreは1357で、昨年の1370から下落。下落幅はかなり大きいですね。全米では2020年2月は1326で、昨年の1328からやや下落で、史上最低だそうです。

合格者リストはウェブで公開されていて、居住国が日本の方はお二人いらっしゃったようです。他にも在米あるいは海外在住の方で合格されている方もいらっしゃるかもしれません。合格された方、本当におめでとうございます。

次回は、通例であれば7月下旬だったのですが、Pandemicの状況にかんがみて、9月9日・10日に延期となりました。これに伴い、申込み期限も最終は7月16日までに延長されています。
弁護士会からの9月試験に関するスケジュールその他のサイトは次のとおりです。

September 2020 California Bar Examination

新型コロナウイルスの感染拡大状況が本当に気になるところで、果たして9月の受験時期にどういう状況か不安はあるでしょう。特に飛び込み受験の方は、フライトやホテルをブッキングしなければいけませんが、ご承知のように各国の出入国管理が厳しくなっているので、そこがハードルになる可能性は否定できません。
ただ、同じことは2021年2月に予定をずらしたところで、大きく変わるかどうか微妙なところです。冬の時期で、一般的に感染症リスクも高いことは否定できません。
さすがに現時点で来年のことまで予測は立ちませんが、9月の時期には今よりアメリカ・日本の行き来は自由が確保されているものと推測はしています。現地の新卒者、受験者たちも同じようなハンデは抱えていて、それでも前に進んでいるようです。
もちろん、状況次第で受験の取りやめは可能なシステムですし、それが感染拡大や州知事の各種命令によるものであれば、Refundの条件も緩むと思います。受験対策以上に心配事があって苦しいところですが、情報を随時入手しながら、計画を立てていただければと思います。

一つ言えることは、Californiaの弁護士会自体が現時点では閉鎖していて、職員がリモートワークをしている状況なので、各種申込み、問い合わせの類は、早めにされたほうが良いと思います。事務処理や返答スピードはどうしても落ちてしまいますからね。FacebookやTwitterをされている方なら、弁護士会のアカウントをフォローしておくと乗り遅れなくて良さそうです。

私も陰ながらサポートさせてもらっているお知り合いから色々連絡をもらっていまして、MBEやWritingに関するテキスト、資料などのご質問を受けています。
自分の体験は既に3年近く前のものですが、試験問題を見る限り大きく変わりはなさそうです。SNSで参加している受験者のグループで、合格報告が流れてきていますが、今まで以上に以下のMary Basickさんの書籍を参考にしたという人が多いように見受けられます。
情報が古いのが玉に瑕だったのですが、改訂されたこともあって、さらに広く利用されるようになったようです。BarBriなど大手予備校をオンラインで利用されるのも一つですが、予算や時間の関係で難しいという方は、Maryさんの本を今でもお勧めしています。
当時自分は自習のためにスキャンしたりしていたのですが、今ではKindle版があるようで、羨ましい限りです。

Essay Exam Writing for the California Bar Exam (NITA) (English Edition) Kindle版

MBEについては、過去問を推奨していて、Adaptibarというオンラインのプログラムは、全問題に正答・不正答だけでなく、その理由が詳しく記述されています。正答率や分野別の得意不得意などを集計してくれたりしますから、自習での対策に向いていると思います。比較的安価で、スマートフォンやタブレットでも問題が出来るので、通勤や空き時間の利用にも最適です。
MBE関連の書籍であれば、定番はEmanuelの以下の本ですね。これも限られた過去問があるだけなので(追加したければパート2も売っています)、問題数は足りないかもしれません。ただ、冒頭にはMBE全体の解説、科目別の章にはその科目の特性や問題傾向、間違いやすい分野や理解が必須のポイントを手際よく整理されています。私も旧版でしたが、随分と役に立ちました。なんと、これもKindle版があるんですね。本当に便利になりました。

Strategies & Tactics for the MBE: Multistate Bar Exam (Bar Review)

困難な時期だからこそ、海の向こうの人たちとつながることの必要性は高まっていると思います。数多くの方が海外に目を向け、目的を叶えられることを期待しています。
この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://shinmeilaw.blog91.fc2.com/tb.php/693-9c7331f8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)